適切なフッ素使用でむし歯予防を

こんにちは。院長の大林です。

秋風が気持ちいい、過ごしやすい季節になりましたね。
外で元気に遊ぶ子どもたちの笑顔にも白い歯が光ります。


子どもの歯は大人に比べてむし歯になりやすいものです。
主な理由として

乳歯や生えたての歯は大人に比べて歯質が弱い
歯列がでこぼこして整っておらず、歯が磨きにくい
(特に永久歯で奥に生えてくる6歳臼歯は要注意です!)

などの他に、幼児は歯を磨くのを嫌がったり、学童期になると親の仕上げ磨きがなくなり、歯磨きが不十分になったりすることも要因になっているかと思います。

子どものむし歯予防で一番に思い浮かぶのは「フッ素塗布」という方が多いのではないでしょうか。フッ素塗布には歯のエナメル質強化歯を溶かす酸に対する抵抗力アップ溶け出した成分を戻す再石灰化を促す作用などがあります。


最近は市販されている歯磨き剤のほとんどにフッ素が配合されています。
市販の歯磨き剤にはフッ素濃度100ppmほどのものから1,500ppmまで幅がありますが、年齢によって適切な濃度は異なりますので、ご注意ください。


歯科医院での定期検診とフッ素塗布、ご家庭での適切なケアの併用でお子さまの歯の健康を守りましょう。ある程度大きなお子さんでも、しっかり歯磨きができているかたまにはチェックしてあげてください。もちろん、普段の食生活(ダラダラ食べをしない、甘いものの摂り過ぎなど)にもご注意くださいね。

最近の治療から(歯列矯正)

みなさん こんにちは!  台風15号が千葉に上陸して、千葉の皆さん大変ですね。こちら浜松でも以前に台風の影響で停電し3日間電気なしの生活を強いられましたが、千葉では電気の他に水道や通信も止まり損害が何百億とか。1日も早い復旧と安心して暮らせるようになることを祈っております。

さて今日は 最近の治療から歯科矯正をお送りします。

11歳の男性で、歯並びが凸凹で気になるとの相談でした。

動的治療期間(矯正装置をつけていた期間)は2年0か月でした。

治療前

治療後

9月の医院からのお知らせ

9月16日(月/祝)・9月23日(月/祝)は診療します。

ぜひご利用ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

秋の味覚は好きですか?

こんにちは。まだまだ暑い日が続いていますが、「立秋」も過ぎ、暦の上ではもう秋。

肌で秋を感じるのはもう少し先になりそうですが、一足先に「秋」の話題です。

秋と聞くと「○○の秋」という言葉が浮かびますよね。

読書の秋、実りの秋、芸術の秋、紅葉の秋、運動の秋、などなどたくさんの楽しみがありますね。でも一番メジャーな「○○の秋」と言えば、やっぱり「食欲の秋」ですよね!

秋になると多くの食材が旬を迎えます。皆さんはどんな秋の味覚が好きですか?さんまや鮭などの魚介類。なしやかき、ぶどうなどの果物。れんこんやしいたけ、松茸などの野菜。お米も美味しいし、栗もありますね。秋に美味しいものを挙げるとキリがありません・・・。

そんな秋の味覚を楽しむためには、お口の健康は欠かせませんよね。

8020推進財団の調査によると、20本以上の歯が残っている人は「食事がとてもおいしい」と答えているのに対して、11本以下しか残っていない人は「食事がおいしくない」と感じているそうです。

また、歯の本数によって食べられる食材も変わってきます。20本以上の歯があれば何でも噛んで美味しく食べることが出来ますが、例えば秋の味覚の「れんこん」。美味しく食べるためには6本から17本程度の歯が必要です。

歯が5本以下になってしまうと、うどんやバナナなどの柔らかいものしか食べることが出来なくなってしまいます。食べられる物が減ると、バランスのとれた食事がとれず、身体のために十分な栄養を摂ることも出来ません。

健康のためにも、自分の歯を大切にして、いつまでも美味しく食事をとりたいですね。

そして、むし歯などのお口のトラブルのせいでせっかくの秋の味覚が美味しく味わえない・・・。ということが無いように、痛くなる前にお口の中の健康をチェックしにご来院くださいね。

9月は2週続けて3連休があり、行楽に出かける方も多いと思いますが、安全に気を付けてお過ごしください!

神社の草刈り

みなさん こんにちは!立秋を過ぎても暑い日が続きますね、体調崩されてませんか?お盆の時期には台風が襲来しましたが みなさんはお盆のお休みを有効に過ごされましたでしょうか?

私は今日からお盆休みをとっていて、診療室のこの時期にあわせ改装しております。

さて先日は住まいの比較的近くにある神社「都盛神社」の草刈りと清掃がこの地区の行事としてありまして参加してきました。ふだん顔を合わせることのない近隣の方々と会話することができて楽しかったです。

それよりさらに遡る8月初旬に静岡県保険医協会主催の医療従事者とその家族を対象にレクレーション企画が藤枝であり 参加してきました。場所は藤枝市内の「もうもうバーベキュー」で20名弱の会員とその家族が楽しみました。静岡そだちという静岡牛(はじめて知ったのですが)をお腹一杯堪能して満足でした。暑い1日でしたが、情報交換もできて有意義でした。

 

8月の医院からのお知らせ

診療スケジュールのご案内

8月12日(月) 診療いたします。
8月23日(金) 1歳半歯科検診のため、午後は3時半より診療いたします。
8月20日(火)~22日(木) レントゲン室 改装のため休診いたします。
8月31日(土) 午後休診いたします。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 

水分補給で歯が痛くなる!?

こんにちは、院長の大林です。

7月も終わりに近づきましたが、今年は梅雨寒が続き、本格的な夏の到来は遅れているようですが、全国各地で甲子園の予選が行われ、こちらは熱戦が繰り広げられているようですね。

梅雨が明け、暑くなると飲む機会が増えるのが「スポーツドリンク」。たくさん汗をかいた時に失われがちな成分が補われるものとして、お子様の夏の水筒の中身は常にコレ!というご家庭も多いのではないでしょうか。

しかし、水分補給には良いスポーツドリンクですが、実は歯にとって良いものとは言えないんです。

皆さんは「酸蝕歯」という言葉をご存知でしょうか。

酸性度が高いものが頻繁に歯に触れることによって歯の外側を守っているエナメル質が溶かされ、そのまま再石灰化されずに溶かされ続けてその下の象牙質がむき出しになり、痛みを感じるようになってしまうものです。これは細菌が原因であるむし歯とは異なるものです。

実はスポーツドリンクは酸性度が高く、酸蝕歯のリスクが高い飲み物。

最近は水筒やペットボトルで持ち歩く人が多く、酸性になった口内を唾液の力で中性に戻そうとしているところにまた飲む…とうことが繰り返されるため、酸蝕歯になる方が増えています。

蝕歯を防ぐには、「口内を酸性にしたままにしない」ことが大切。スポーツドリンクはだらだら飲み続けない。また、飲んだら水やお茶を飲み、口内をすすぐことが大切です。

また、唾液は酸を洗い流して中和する力があり、また歯の再石灰化を促してくれる、歯の健康にとっては欠かせない存在です。ガムを噛むと普段の4倍ほど唾液が出るといわれますので、活用してみてください。(もちろん歯に良いものを選んでくださいね!)

これからの季節特に美味しいビールや酎ハイ、コーラやワインなども気を付けたい飲み物です。これからの季節、どうしても飲みたくなるこれらの飲み物。歯の健康に気をつけながらおいしく飲んでくださいね。間違っても酔ってそのまま眠り込んでしまうことのないようにしてください!!

矯正歯科学会

みなさん こんにちは!  今年の梅雨は長いですね。雨が多いのに加えて梅雨寒と日照不足で作物に大変な被害が出ているようですし、海水浴場も海開きしたはいいが閑古鳥とか!なにか狂ってますね。困ったものだ(泣)

さて先週は有楽町マリオンにおいて 東京矯正歯科学会が開催され、出席してきました。

ペンシルバニア大学教授のチャン先生による特別講演がありました。それによりますと最近アライナー矯正というマウスピースのような取り外しの装置での訴訟が多発しているとの報告がありました。実はこれ日本でも最近はやっていて、安易な使用は気をつけないといけないと知らされました。

ところで海の日の連休はあいにくの天気でしたがみなさんいかが過ごされましたか?

ぼくは子供家族やその友人家族が集まりバーベキューしたり花火したりとにぎやかなひとときを過ごすことができました。

7月の医院からのお知らせ

診療スケジュールのご案内

7月15日(月/祝)海の日は診療いたします。

7月27日(土) 午後は休診いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

医院からのお知らせ

7月11日(木) 東京矯正歯科学会に出席予定

あなたは何回?

こんにちは。大林歯科医院、院長の大林です。

日本各地が梅雨に入りはじめ、蒸し暑い日も増えてきました。すでに冷たいそばやそうめんを楽しんでいる方もたくさんいらっしゃることでしょう。

そういった食べ物はのど越しを楽しむ側面もありますね。

ところで、あなたはひと口に何回くらい噛んでいますか?
10回?15回?…もしかしたら「5回くらいしか噛んでないかも…」なんていう方もいるかもしれませんね。

下の表を見てみると、現代の日本人は弥生時代の6分の1、もっと近い時代の昭和初期と比べても2分の1以下ほどしか噛んでいません。

食べるものの内容が激変し、あまり噛まなくても飲み込むことができる物が増えたことが大きな原因だとは思いますが、昔よりも「食事の時間」そのものに重きをおかなくなったこともその要因の一つかもしれませんね。家庭での団らんが減り、一人で食べる機会が増え、テレビやスマホを見ながらなんとなく食べる…というような「ながら食い」をする人も増えました。

よく噛んで食べることの重要性は以前より言われているところですが、具体的にどのような「良いこと」が起きるのでしょうか?

・唾液の分泌を促し、消化を助ける
・唾液の作用により、むし歯や歯周病を予防する
・脳を活性化し、認知症を予防する
・早食いを防ぐことによる肥満の防止
・顎の発育を促し、歯並びに良い影響を与える

ちょっと挙げるだけでもこんなにたくさんあります。
でも、3つめの「認知症の予防」になぜつながるのでしょうか?

噛む時に咀嚼筋や表情筋など、たくさんの筋肉を動かすことにより血流がよくなり、脳へたくさんの血液が送りこまれ、脳が活性化されます。また、動かされた筋肉の刺激によって、「記憶」に深く関係している海馬や前頭前野に影響を与えることもわかっています。

一回噛むと脳へ送り込まれる血流は3.5ml」と言われます。
ひと口で10回噛むと35ml、30回だと105ml。この差が食事のたびにつく、と考えると…。大きな差があることは明白ですね。

しっかり噛んで認知症予防。弥生時代よりも数倍も長くなった人生、豊かな食生活を送りながら、生き生きと楽しく日々過ごしていきたいものですね。