歯科矯正治療の長期(23年)の観察

みなさん こんにちは!
本日は昔、矯正治療をして今も定期的に健診に来院されてる患者さんの予後についてです。

患者さんは当時8歳4か月の男性です。初診は2000年12月出っ歯(上顎前突)を気にして来院されました。

仮にIさんとしますが、レントゲン、歯型の分析の後、上顎前突の治療に入りました。

プレート(口の中に入れて咬み合わせを改善する装置)、顎外固定装置(頭にかぶせて上顎を後ろに引く装置)の使用を経て、マルチブラケッによる治療に移行しました。

ワイヤーの交換、顎間ゴムの使用により、2003年3月矯正装置の除去に至りました。

それからはリテーナー(治った歯並びが元に戻らないようにする取り外しの装置)を入れてもらい定期的に来院してくれています。

写真は初診時の石膏模型と、矯正装置を外した時の模型です。その後のメンテナンス時、2009年、2016年、最近2024年の写真とご覧いただきます。患者さんは大変真面目につい最近までリテーナーを毎日夜に使ってくれていまして、とても良好な結果が得られています。

 

2000年12月 初診時の石膏模型

2003年3月 矯正装置を外した時の模型

2009年3月(治療後6年)

2016年7月(治療後13年)

2024年1月(治療後21年)