高齢者と口の機能

みなさん こんにちは!9月になっても暑いですね。

さて、最近読んだ歯科雑誌に面白い記事があったので紹介します。

人は歳と共に体力や口の機能に衰えが出てきますが、69歳以上の高齢者を対象に歯の喪失や機能を調べた研究があります。

これは大阪大学と岡山で開業されている八田昂大先生の発表によるものです。

 

一番後ろの奥歯がない方でそのまま放置している、あるいは部分入れ歯を使用している患者さんより、インプラント治療している方のほうが現在ある一番奥の臼歯(奥歯)を喪失を防ぐ事が示されました。

咬む力の衰えとか口腔乾燥、活舌の低下などの口腔機能の低下がある認知症でない人では、味覚検査で塩味が最も低下し、甘未と酸味は男性のほうが低下することがわかりました。

さらに口腔感覚が低い人は認知機能が低い事、認知機能が維持されるには残っている歯の数でなくどれだけ咬めるかが重要だそうです。


(八田先生の論文より引用)