2021年 10月 の投稿一覧

実は弱い子どもの歯。こうやって守りましょう!

こんにちは。大林歯科医院  院長の大林です。

乳歯や生えたての永久歯は、大人の歯よりも弱いのをご存知でしょうか?

一般的に大人になるにつれ、少しずつ虫歯になりにくくなる傾向があります。

お子さんの歯はデリケートなので、大人と同じ対策をしていては、虫歯になってしまうことも少なくありません。

今回は、お子さんの歯を守っていくための方法についてご紹介します。

≪乳歯や生えたての永久歯は虫歯リスクが高い≫

子どもの歯が大人の歯に比べて弱いのは、次のような理由からです。

1.乳歯は永久歯よりやわらかく、エナメル質が薄い
乳歯の歯の質は永久歯と比べるとやわらかく、また、一番硬い層であるエナメル質の厚さも永久歯の半分くらいしかありません。そのため、虫歯になりやすく、そして進行が速い傾向があります。

2.生えたての永久歯は質が未熟
生えたての永久歯は、大きくしっかりしているように見えますが、質がまだ完成しておらず、未熟な状態で、非常に虫歯になりやすい傾向があります。

≪お子さんの歯を守る方法≫

◆おやつのダラダラ食べをしないようにしましょう
虫歯ができてしまう1番の原因は、やはりなんといっても糖分の摂り過ぎ、摂り方です。
虫歯は、虫歯菌が糖分を餌にして酸を作り、それが歯を溶かすことで起こります。
お口の中に糖分が長く留まることのないように、おやつのダラダラ食べは控えましょう。

◆正しい歯磨きの習慣をつけましょう
食後の歯磨きの習慣も大事です。特に大事なのは、夜寝る前の歯磨き。
眠っている間には唾液が減り、虫歯のリスクが一気に高まりますので、寝る前には必ず丁寧に磨く習慣をつけましょう。

また、子供のうちは一人ではなかなか器用にすみずみまで磨け ないものです。そのため、できれば小学校高学年になるくらいまでは、1 日に 1 回でもいいので、保護者の方が最後に仕上げ磨きをしてあげることをおすすめします。

◆定期検診と予防処置を受けましょう
定期検診を受けることで、虫歯ができても早めに対処ができ、進行をストップすることができます。

そして、歯自体が弱い子供の時期には、歯を強くする効果のあるフッ素塗布、歯の溝から虫歯になるのを予防するシーラントを受けることで、虫歯を効果的に防ぐことができます。

一度虫歯になったところというのは、また虫歯ができやすくなります。

虫歯リスクの高い子どもの時期にしっかりと予防をしておくことで、その後も虫歯になりにくくすることができますので、お子さん歯のケアは特に丁寧に行うことが大事です。

 

11月の医院からのお知らせ

診療スケジュールのご案内

11月はカレンダー通りに診療致します。

木曜・日曜は休診となっております。

医院からのお知らせ

コンプレッサーの配管工事を11月前半に行います。

診療に影響はないと思います。

コスモスのお花畑

みなさん こんにちは!  コロナ感染者が少し減ってきてまだ安心はできないけど、緊急事態宣言などが解除されて日常生活が戻りかけているのは喜ばしい事だと思います。
ただ依然として入院や隔離されている方々がいることは、厳しい現実も存在することと認識しなくてはいけません。

さて、話変わって先日西区にある[浜名湖ガーデンパーク]を家内と訪れました。数日前に新聞で今がコスモスの見頃と知ったからです。

当日は曇り、ときどき雨もぱらつくあいにくの天気でした。しかも大変な強風。しかし一面に咲きそろったコスモスの花、花、花に感動しました。

犬のフリスビーの大会も行われていて大勢の人とワンちゃんたちが印象的でした。午後にはお天気もよくなり、プリン、みかん、どらやき、シュークリーム、焼きそば、おでんなどの屋台もでて、1日楽しむことができました。

 

最近の治療から(矯正編)

みなさん こんにちは! お元気でお過ごしでしょうか?まだコロナ禍で終息したとは言い切れませんが、感染者数や重症者数が下火になり緊急事態宣言が解除されてちょっとうれしい気がします。

今日は歯列矯正のケースをご覧いただきます。10代の女性で、出っ歯で歯並びがデコボコが気になるとの事で来院しました。指しゃぶりが癖としてあり口腔内審査の結果、1本あたりの歯の大きさが特に上顎で大きかったので上の奥歯2本抜歯。マルチブラケット(歯の1本ごとにつける装置)での矯正を行い2年8か月かかって動的矯正治療を終え、現在リテーナーによるメンテナンスを継続してます。

【治療前】

 
【治療後】

 
側面のレントゲン写真(セファログラム)で、治療後に上の前歯が後退しているのが判ると思います。