こんにちは!
10月22日まで千葉の幕張で学会があり、参加してきました。あいにくの雨で少し冷え込んでましたが、
会場は熱気でムンムン。全国からの先生はもとよりアジア、アメリカ、英国他のヨーロッパからの参加も
ありました。矯正歯科を中心とした議題が多かったのは当然ですが、一部皆さんにご紹介いたします。
最近は昔に比べて食べ物が柔らかいとか、あまり咬まないことで顎が小さくなって歯並びが悪いと言われますが
実際にラットを使った動物実験でA・粉食だけを与える、B・固形食を与えるの二種類でやったところ、顎の関節の成長、顎の骨の長さ、骨の厚みいずれもBラットのほうがAを上回ったそうです。
人間にあてはめても言えそうですね。
もう一つ演再生医療に関する演題をご紹介。
歯胚・・・つまりこれから歯になろうとするいわば歯のタマゴ・・・をある種のひもで真ん中をくくると将来一本の歯が二本誕生するという画期的なお話。たとえばまだ早期の親知らずをその方法によって一本から複数発生させ他の歯が大人になってから失われた時移植するという夢のような話です。
イモリの未分化の胚から2匹のイモリを誕生させることができますし、ヒトで言えば双子がその例です。
こういった研究が競って行われていることを知りました。楽しみですね。